鳥の目 虫の目 看護の目 ☆彡訪問看護☆彡
今は訪問看護師をしているのですが
5年ほど歯科医院で歯科助手をしていたことがあります。
歯科は歯に限定しているので
歯・お口についての知識は結構深く学ぶことが出来ました。
と言っても歯の話ではなく、今回はその時に初めて聞いた言葉
『鳥の目 と 虫の目』の話。
歯科医院は競争が激しく、医院を成り立たすための工夫や理念について
勉強会や発表会などたくさんありました。
熱心な良い歯科医の医院だったのもあるかもしれませんが。
仕事をする、患者さんの歯を守るにあたり大切なこと
『鳥の目 虫の目』
空から広く見る鳥の目 と 地に着いて細部を見る虫の目が必要だと教えて頂きました。
今訪問看護をしていて、気にかかるのが居宅で一人の時間が長く
といって趣味もなく、かといってデイサービスを辞めたり、プライド高くデイサービスに行けなかったりの利用者様の事です。
おひとりは入浴介助(見守り)をしていますが、もうお一方はお話しのみ。
もっともっと出来ることがあるんではないだろうか。。
手先を動かす事?
一緒にお散歩??
色々考えてしまうのですが
ふと我に返ると、私自身が一人が好きで、こうやってパソコンに向かったり
読書したり、音楽聴いたり、ぽや~んとしているのが落ち着くことに気づきます。
ひとりで何してるんだろう?体力低下しないかな?
認知症にならないかな?と勝手に心配して何かアクションをと思ってしまいますが
ご利用者様は案外1人を楽しんでいるのかも知れないなと。。。
そんなことを考えていて、実家から出て、一人暮らしをしだした頃の事を思い出しました。
両親が寂しいんじゃないか、年とって不自由しているんじゃないか。。
親離れ?の時にやきもきしていたけれど
親は親でそれなりに楽しんでいて😊
訪問看護は初対面から1週間に1~2度のお付き合いで
信頼関係を少しずつ結んでいくしかないのですが
明確な医療行為があれば、とっかかりがあるけれど
そういうものがないと自分は役にたっているのか??と不安になってしまっているのかな。。
利用者様の寂しさではなく、こちらの寂しさ、無力感のほうが勝っているのかもしれません。
週に1度、1時間足らずしか会えない方を
鳥のように広い視野でとらえ、虫のように細かい視点で見れるようになるには
まだまだ修行が必要なようです。
そして、今回『鳥の目 虫の目』をふと思い出し調べてみたところ
目は鳥、虫だけでなく魚の目の3個あるようで
魚の目は、流れを見る、だそうです。
訪問を積み重ね流れていく方向は、流されているだけでなく、自分でしっかり持っていないといけないと思います。
それに加えて、流れが変わる視点を持ったり、流れを変えれる柔軟さを持ったり。
訪問看護師としての成長は人としての成長にもとても影響しそうで
これからの訪問もとても楽しみでそう思える仕事につけたことを幸せに思います☆彡