totorontantan’s diary

訪問看護師始めました♬         じっくりゆったりしっかりと❕

お金のこと 高い壁 訪問看護☆彡

訪問看護に行き初めてから一番気になるのが💰お金のこと。。

 

病棟や外来クリニックでコスト削減はよく言われてお金のこと考えたり

MRI検査なんかの高い検査をしたほうが良いかなどでお金のことを考えたり

 

なんてのはありましたが

訪問看護のお金の事はまたちょっと違う

 

コスト面では

持ち出しは基本しない。

衛生材料なんかは必要なら診療所で出してもらえるけれど

急な傷や、点滴失敗時のサーフローとか。。。

 

まぁ、いいんです

こちらの持ち出しについては(経営的にはとても良くないケド)

 

気になるのは、訪問看護の料金を払えないor払いたくない

ゆえの訪問回数の規制

 

褥瘡があって、ご家族がケアしきれなくて

訪問した時には悪化している。。。。

それでも「お金がない」「自分で頑張る」と言われてしまっては

押し売りのように訪問に行くわけにもいかず💦

もちろんボランティアで入る訳にもいかず

 

訪問介入をしぶる方には、きっとお金のことだけではない

いろいろな思いや状況があるのだろうと思うのですが

 

 

心の引き出しを少しずつ開けながら

時には引いて、時には押して、必要なケアを提供出来るようにする

時間がかかるしまどろっこしい。。

 

と、ふと自分が訪問にこられる立場になったら?と考えてみると

やはり信頼関係のない医療者が訪ねてくるだけでもストレスだし

あれこれ提案されても一旦保留にしたり、考えるのが面倒もしくはしばらく

考えないでおきたかったりするだろうな。。

とも思ったりします。

元々社交的でないので余計に💦)

 

『入院』はまな板の上の鯉

居宅は患者さんと家族が主体!なのだなとあらためて認識しました。

 

信頼関係だけなら、時間をかければ!と思えますが

金銭面はどうにも手助けができず。

制度の壁も感じます。

 

少しでも必要なケアを提供できるよう、まだまだ制度面も勉強しないといけないのですが、そこにお金💰の事が加わるので今までにないストレスを感じます。

 

今できることは勉強と、限られた時間の中で少しでも良いケアを出来る

技術と対応力をつけることかなと思い、出来ることからコツコツと

明日からも頑張ります!

お湯の力 温か♨ 訪問看護☆彡

訪問看護を始めて1か月半経ちました。

 

一番疲れてきた頃です。

頭がわやわや、身体も連動して怠い。。。

 

でも訪問看護が嫌になるとかはなく

早く慣れたいなと思うばっかりな毎日です。

 

前回の記事で足浴の話を書いたのですが、今週無事、足浴できました♪

お風呂には相変わらず入らない方ですが、

拒むことなく気持ちいい~と言われていました。

会話もはずむ^^

 

足浴はベットに端坐位でパジャマを脱がなくても良く、

ズボンの裾を上げるだけで出来るのでご本人様も看護側もとっかかりやすい!

良いケアだなと見直しました^^

 

次は洗髪か???

いやいや焦らずに行こう❕^^❕

 

そして、足浴をして思い出したのが

終末期のもうお話も出来ない方に洗髪をした時のこと。

 

昔々は。。ケリーパッドを使用したりしましたが

今のオムツはとても優秀になっていて紙パッドを使用してベット上で洗髪しました。

見た目もピンクやかわいい紙パッドがあるのがいいですね。

 

普段話しかけても、関係ない言葉を少し発する「時もある」状態な方でしたが

ボトルからお湯が頭にかかった瞬間

表情がふにゃ~~~~~っと和らぎ微笑されました。

 

これにはびっくり!

水、温かいお湯って人間の本能にダイレクトに響くようです。

 

温泉やお風呂、手洗いも?^^

水、お湯に触れるのは確かに気持ちいいですが、

日常の中の事で、ここまで人の五感を刺激し癒すものだとは思っていませんでした。

 

これからのケアに積極的に取り入れていきたいなと思います☻

 

訪問看護を始めて、1カ月半でもうすでに50人くらいの方との

新たな出会いがありました。

スタッフ、利用者様、そのご家族、そしてSNSでの出会いも^^

 

これからも素敵な出会いに恵まれますよう♬

 

そこにあるもの 訪問看護

1月中旬から訪問看護開始となり

まだ訪問3回目の方。

 

デイサービスに行っていたのに、食事が美味しくなくなり、便失禁したりで

行かなくなってしまい、社会とのつながりを持とうと訪問看護開始となりました。

 

デイサービスでお風呂に入っていたのですが

家に閉じこもりになってからは、娘さんが強引目に誘ってもお風呂に入らない日々が続いているそうで。。。

 

足だけでも足浴で暖かくしましょうか~?

と声をかけたところ、娘さんより「先日、お風呂に入らない」と愚痴をこぼしたお孫さんが足浴グッズを持ってきてくれたとのこと😊

 

素敵なお孫さん♪利用者様も良いおばあちゃまなのでしょう♬

 

帰り道で同行していたナースと次回足浴してみたい~

バブとか持っていったらいいかね~?と話していました。

 

といっても、やはり売っているものを使うとなると

娘さんの👀もあり、気を遣わせるだろうし。。

自腹で提供して長続きさせるのは違う気もしたり。

 

帰宅後、庭にハーブがあるのを思い出しました。

ラベンダーにローズマリーにタイム🍂

それはもう、手をかけずにもさもさモサモサと生え散らかしております。。。

 

これを摘んで持っていけば、いざ足浴となった時も

さりげなく葉っぱを浮かべることが出来る🎶

そして、切っても切っても伸びる葉なので無限大∞無敵❕

 

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お風呂にでも浮かべればいいものを長年ほったらかしで

自分のために何かするのは面倒だったり。。。💦

人がからんだり、仕事となると意外とやる気が出るもんですね😊

 

無理強いや押し付けはしないほうが良いと思いますが、

訪問看護バックにちょこっと入れておいて機会があれば使ってみたいと思います。

 

知識や技術の習得にもまだまだ励まなければならないのですが

こういうふとしたアイデアは自分の気分転換にもなり

仕事を楽しく続けるための基礎になると思います。

 

今冬中に足浴にハーブを浮かべることが出来たらうれしいな♬

鳥の目 虫の目 看護の目 ☆彡訪問看護☆彡

今は訪問看護師をしているのですが

5年ほど歯科医院で歯科助手をしていたことがあります。

 

歯科は歯に限定しているので

歯・お口についての知識は結構深く学ぶことが出来ました。

 

と言っても歯の話ではなく、今回はその時に初めて聞いた言葉

『鳥の目 と 虫の目』の話。

 

歯科医院は競争が激しく、医院を成り立たすための工夫や理念について

勉強会や発表会などたくさんありました。

熱心な良い歯科医の医院だったのもあるかもしれませんが。

 

仕事をする、患者さんの歯を守るにあたり大切なこと

『鳥の目 虫の目』

 

空から広く見る鳥の目 と 地に着いて細部を見る虫の目が必要だと教えて頂きました。

 

訪問看護をしていて、気にかかるのが居宅で一人の時間が長く

といって趣味もなく、かといってデイサービスを辞めたり、プライド高くデイサービスに行けなかったりの利用者様の事です。

 

おひとりは入浴介助(見守り)をしていますが、もうお一方はお話しのみ。

 

もっともっと出来ることがあるんではないだろうか。。

手先を動かす事?

一緒にお散歩??

 

色々考えてしまうのですが

ふと我に返ると、私自身が一人が好きで、こうやってパソコンに向かったり

読書したり、音楽聴いたり、ぽや~んとしているのが落ち着くことに気づきます。

 

ひとりで何してるんだろう?体力低下しないかな?

認知症にならないかな?と勝手に心配して何かアクションをと思ってしまいますが

ご利用者様は案外1人を楽しんでいるのかも知れないなと。。。

 

そんなことを考えていて、実家から出て、一人暮らしをしだした頃の事を思い出しました。

両親が寂しいんじゃないか、年とって不自由しているんじゃないか。。

親離れ?の時にやきもきしていたけれど

親は親でそれなりに楽しんでいて😊

 

訪問看護は初対面から1週間に1~2度のお付き合いで

信頼関係を少しずつ結んでいくしかないのですが

明確な医療行為があれば、とっかかりがあるけれど

そういうものがないと自分は役にたっているのか??と不安になってしまっているのかな。。

 

利用者様の寂しさではなく、こちらの寂しさ、無力感のほうが勝っているのかもしれません。

 

週に1度、1時間足らずしか会えない方を

鳥のように広い視野でとらえ、虫のように細かい視点で見れるようになるには

まだまだ修行が必要なようです。

 

そして、今回『鳥の目 虫の目』をふと思い出し調べてみたところ

目は鳥、虫だけでなく魚の目の3個あるようで

 

魚の目は、流れを見る、だそうです。

訪問を積み重ね流れていく方向は、流されているだけでなく、自分でしっかり持っていないといけないと思います。

それに加えて、流れが変わる視点を持ったり、流れを変えれる柔軟さを持ったり。

 

訪問看護師としての成長は人としての成長にもとても影響しそうで

これからの訪問もとても楽しみでそう思える仕事につけたことを幸せに思います☆彡

 

 

初めてのお看取り 訪問看護

昨日、訪問看護に行っているホームホスピスで初めてのお看取りをしました。

訪問看護を始めてからの1か月間で、一番回数多く訪問に入った方でした。

 

医療者は人の死に慣れる

とよく言われますが、そんなことは全然なく。。。

 

一昨日は

退院前カンファレンスでお会いした方が退院前に病院で亡くなられ

3日前は

訪問看護に入っていた方が肺炎で入院先の病院で亡くなられ

 

立て続けに初めてのお別れと、目の前でのお看取りを体験することとなり

とても哀しく、帰宅後も哀しい気分をひきずっていました。

 

もっともっと、痛みを緩和出来たらよかった

もっともっと、心地よいケアを出来たらよかった

もっともっと、家族に寄り添えればよかった

もっともっと、、、

 

いろいろな無念がよぎりました。

 

一晩明ければ、落ち込んでいる暇もなく訪問へ行き、あれやこれやと悩む

日常が訪れました。

 

 

 

私の母はくも膜下出血(脳幹出血)で突然倒れ、

病院へ駆けつけた時にはもう話も出来ない状態でした。

哀しくて苦しくて後悔ばっかりで息を引き取るまで泣きどおしでしたが

ICUの看護師さんが、母のことを「どんな人だったんですか?」と質問してくれて

「太陽、ひまわりみたいな人でした」と話すことで

ただただ苦しい気持ちがふと軽くなりました。

 

目の前にいる母はもう寝ているだけだけど、

元気なころの母を思い出し、その思い出を語る事で母が生きた証を得たような

何とも言えない気持ちになったのがとても印象的でした。

 

 

その経験から、

訪問看護をするにあたって、利用者様がどのように生活してこられて

現在何に悩まれて、どのような夢や希望を持っておられるか、

それをご本人様、ご家族や近しい方と共有、確認しながら関わっていくようにしています。

 

ただただ過ぎていく日常の中でも

その人その人の希望、喜び、苦しみは小さなことから大きなことまで盛りだくさんで

全部拾う事はもちろんできなくても、一コマ一コマの歩みを積み重ねていくことが

人生、生活なのだと思うからです。

 

どこかの一歩を一緒に歩んだり、悩んだりさせて頂くことが

関わる人の人生と自分の人生の一コマとなり、生きた証となることは

とても有意義なことで、仕事で直に人と関われることは

とても貴重なことだと、訪問看護を始めてあらためて心から思うようになりました。

 

専門的知識、技術はまだまだこれから学ぶことがたくさんありますが、

人に関わるこの仕事をするにあたり、根っこはふれ合いだという事を忘れずに

訪問看護師としてこれからも成長していきたいと思います。

 

 

 

初めてづくしの訪問看護

訪問看護を始めて1か月経ちました。

 

月末は報告書作成などで残業になるかもと言われていましたが、

初めての報告書作成に早めに取り組んでいます。

 

1か月訪問した、といっても週1回か週2回なので

変化もあまりないような。。と思っていましたが

いざ報告書作成してみると、精神的にも身体的にも変化があるある。。。

 

寒い季節、年末年始を挟んだのもあるのでしょうか??

 

体調不良があり、その影響のためか活気がなくなった方や

排便コントロールがやっと落ち着いた方

まだまだ身体状況が不安定で経過観察中の方。

 

ご家族のサポート体制も変わりがあるといろいろ見えてきます。

 

まだ新米で今までの経過も記録で追ってはいるけれどしっかり把握できていない状態の中、日々の変化の中でいろいろなことが見えて繋がってきます。

 

病棟で24時間看ている状態とはまた違ったいろんな情報が入ってきて情報収集、情報整理にてんてこまいです💫

 

書類自体に重きはおいていない感じはありますが

経過をまとめるのは全体像を見直すのに大切で、とても有意義だなと思いました。

 

そんな中、ターミナルの方がお2人亡くなりました。

 

1人は退院前カンファレンスをして、いざ訪問看護導入の直前に病院で。

もう1人はお看取りで訪問看護していた方ですが、肺炎になり病院で亡くなられました。

どちらも病棟のように最期に付き添えず、悲しさが残ります。

それぞれの方が最期を覚悟しながら、より良い最期を過ごそうと頑張っていた姿も見ていて、ご本人様はどこまでより良く、苦痛なく過ごせただろうか。。

もっと出来ることがあったのではないか、もっと早く動けていれば。。など後悔することも次々と思い浮かびます。

 

1回1回の訪問は短く、瞬く間に1か月過ぎていくのですが

1回、その時の気づきや行動を大切に訪問して看護していきたいなと強く強く思いました。

 

つながる ひととひと

76歳になる父からlineがきた

 

『今日は昼からデイサービスの麻雀です』

 

一瞬どまどう。

父はいつからデイサービスへ????

 

ゆっくり思い出す。

デイサービスにお手伝いで週1回麻雀しに行ってると言っていたことを。

 

遠方で年に1回しか会わないけれど、毎年老いていく父。

それでも、まだまだ元気な父。

 

この先、父がデイサービスをはじめとする介護を受けたりするんだろうか。。

ふと考える。

 

母は69歳でくも膜下出血で挨拶することもなく他界した。

その時、『もういつ死んでもいい』と力なく言っていた父。

5年以上経ち、マンションの自治会を通して、グランドゴルフ、夏祭りから

人脈が広がり、昨年新しい恋人も見つけた。

 

コツコツサラリーマンだった父の底力を見せてもらった。

そして今ボランティアでデイサービスへ。

 

看護師をしていると、えらいね、大変だね、とよく言われて

人のためになる良い仕事をしているような気分になることがあるけれど

看護も介護もほんとうは誰でも出来ることを仕事にしているだけなんだよな。。

とあらためて思う。

 

私の住んでいる地区では、ご近所見守り隊をしていて、高齢の方や一人暮らしの方などで希望される方の安否を確認するネットワークがある。出来る事、電気が点いてるか?新聞が貯まっていないか?

それだけでもいいと気軽に参加できるようになっている。

私もお隣さんのサポーターになっている。仕事もあるので、本当に電気が点いているか?雨戸は開け閉めされているか?くらいしか見守れていないけど。

 

介護、看護、と名を打たなくても困っている人と繋がる糸があちこちで張り巡らされていくといいな。

 

父のlineから、ふとこんな思考の糸がからまりはじめました。

雪が積った日の午後。

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