つながる ひととひと
76歳になる父からlineがきた
『今日は昼からデイサービスの麻雀です』
一瞬どまどう。
父はいつからデイサービスへ????
ゆっくり思い出す。
デイサービスにお手伝いで週1回麻雀しに行ってると言っていたことを。
遠方で年に1回しか会わないけれど、毎年老いていく父。
それでも、まだまだ元気な父。
この先、父がデイサービスをはじめとする介護を受けたりするんだろうか。。
ふと考える。
母は69歳でくも膜下出血で挨拶することもなく他界した。
その時、『もういつ死んでもいい』と力なく言っていた父。
5年以上経ち、マンションの自治会を通して、グランドゴルフ、夏祭りから
人脈が広がり、昨年新しい恋人も見つけた。
コツコツサラリーマンだった父の底力を見せてもらった。
そして今ボランティアでデイサービスへ。
看護師をしていると、えらいね、大変だね、とよく言われて
人のためになる良い仕事をしているような気分になることがあるけれど
看護も介護もほんとうは誰でも出来ることを仕事にしているだけなんだよな。。
とあらためて思う。
私の住んでいる地区では、ご近所見守り隊をしていて、高齢の方や一人暮らしの方などで希望される方の安否を確認するネットワークがある。出来る事、電気が点いてるか?新聞が貯まっていないか?
それだけでもいいと気軽に参加できるようになっている。
私もお隣さんのサポーターになっている。仕事もあるので、本当に電気が点いているか?雨戸は開け閉めされているか?くらいしか見守れていないけど。
介護、看護、と名を打たなくても困っている人と繋がる糸があちこちで張り巡らされていくといいな。
父のlineから、ふとこんな思考の糸がからまりはじめました。
雪が積った日の午後。